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【着物を着た後は、どうお手入れすればよいのですか? と、よく聞かれるのでお伝えします。】

11月になって、朝早くから結婚式や七五三で着付けのご利用ありがとうございますm(__)m

お客様には、着付けの前に事前準備にご協力頂いておりますが、意外に脱いだ後どうやって片付けたらよいのかも心配になっちゃいませんか?
私も不精なので、ついついヅルをして後で後悔したことがあります。

お客様のお着物をお預かりした際も、せっかく素敵な着物なのに、勿体ないなっと思ってしまう時もしばしば…

そこで片付けの諸々をまとめてみました。
人それぞれ違いはありますが、出来そうなことはぜひ参考になさって下さい。
着物を楽しむためには、こんな情報も損はないと思いますよ。


①脱いだらすぐに、ハンガーにかける。
（着物・長襦袢・帯・帯揚げ・帯締め・伊達締め）

意外と汗をかいていますし、大じわは掛けておくと少しとれますよ。

②汚れをチェック。
ひどいシミや皮脂が混じった汗がついていたら、クリーニング屋さんに任せましょう。
ほこりを払い、襟や袖口はベンジンを含ませたガーゼなどで拭きます。

③半襟・足袋・肌襦袢は洗いましょう。
綿の襦袢は洗濯機でもOK。
半襟は刺繍などのものはやはりクリーニング屋さんに任せて、白い物なら自分で出来ます。
固形せっけんや酸素系漂白剤を使って、ひどい汚れの時は、少し付け置き洗いをおススメします。
足袋も同様ですが、白い物はすすぎが甘いと乾いた時に、洗剤残りが黄ばみになってしまうので、よくすすぎもお願いします。

④シワが残っていたら、アイロンがけ。
スチームを使わず、ドライで。あて布をした上からです。
ひどいしわは、あて布の上に霧吹きをかけてからアイロンです。
布目に沿ってあてましょう。
もちろん自信がなかったら、プロに…

⑤天気の良い日に収納。
畳紙(たとうし)に入れ、桐のタンスへ。
それはベストだとは思いますが、実際なかなか難しいですよね。
洋装ダンス・衣装ケース・買った時に呉服屋さんに入れてもらった段ボールケースでも構いません。
防虫剤や除湿剤も使って、湿気の少ない高い場所にしまって下さい。
刺繍や金糸銀糸のところは、紙をはさんであげると良いですね。
意外にこれもあるある!
「たたみじわ」がつかないようにも、気を付けて下さいね。



次回着る時に、少しでも手間が省けるように、片付けもちょっと気を遣ってみれたらいいなーっと思います！

私も先日、お店の改装の後、重い腰を上げ、着物や小物の整理をしてみました。
処分する物もあり、だいぶ適当ではありますが、スッキリしましたよ。

乾燥して雨の少ないこれからの時期はオススメです